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#1 Mme Aya Motegi_2

 

わたしのフランス留学

Mon séjour d’études en France

 

 

 

茂木 彩さん(31歳  ※2023年1月取材時)

パリ・シテ大学 博士課程2年在籍中(2020年9月~)

 

留学のタイプ:修士課程2年目からの正規留学。修士課程2年目は自己負担、博士課程1年目はフランス政府奨学金、博士課程2年目はフランス政府社会保険給費と自己負担

ご専攻 : 映画学

居住都市(地区): パリ14区 

フランスの好きなところ :

 ①映画文化・教育が盛ん

 ②学生の健康のためのサービスが手厚い

 ③経済的な負担が少なく、文化的に充実した生活ができる。

好きなフランス語 : « Pas de souci. »

 

 

 

 お話の前半はこちら

 

    4. パリの暮らし

◆ 食べ物がおいしく、学生には懐にも優しい街

全体的に住みやすいです。外食は高いですが、パン、野菜、乳製品などの食材が美味しく自炊でも美味しいごはんがつくれます。Bioのスーパーも多く、食べ物の選択肢が豊富だと思います。エネルギー高騰で生活に苦労している学生に食料品が配給されたりと、学生に優しい街です。私は学生寮暮らしなので、エネルギー代が高くなっても家賃に響くことはありません。また、フランス政府奨学生だったため、CAF(住宅補助)を多めにもらえています。結果、東京に住んでいた時より安く済んでいます。

 

◆ 滞在許可証の更新

博士課程に登録申請中、滞在許可証更新のための書類が間に合わなくて、書類が揃っていない状態で更新手続きをしました。その間、パリ市以外のエリアに引っ越しもしたので、書類の行き来がスムーズにいかず、新しい滞在許可証をもらうのにとても時間がかかりました。管轄の違う地域に引っ越しする場合は要注意です。

 

◆ 休日の過ごし方

映画を観たり、美術館に行ったりします。毎月第一日曜日は入場無料の美術館が多く、学生は年間パスも安くなります。アートが人々の身近にあって、文化をみんなで共有できるところがフランスの良い所だと思います。

 

◆ 日本から持ってきてよかったもの

自分の研究に関する書籍やDVD、常備薬

 

   5. 留学後のプラン

大学などの研究機関に所属して映画研究を続けたいです。他方で、文化交流や留学生の支援にも関心があるので、可能な限りそういった事業にも携わってみたい。大学内でシネクラブや上映会などのプログラムを担当したり、機会があれば映画批評も書いてみたいですね。

 

   6. 将来留学を考えている方々へのアドバイス

私のように社会人経験者だと、お金や保険など色々と心配してしまうのですが、恐れず留学にチャレンジしてほしいなと思います。フランスは事務手続きが遅いとか、コンビニがないとか、そういう不便さはありますが、日本とは比較にならないほどお金をかけずに文化的に充実した生活ができます。来てみるととても楽しいので、興味があればぜひ留学してみることをおススメします。

 

 

              

    (左)    Place d’Italieのラオス料理屋さんLao Douang ChanLes nouilles aux crevettes(定期的に食べに行きます)

 (中央)研究発表でリヨンを訪れたときに食べたLa dorade royale(ヨーロッパヘダイのグリル)

 (右)    南部アジャンにある友人の実家の外観

 

 

茂木さんに学ぶ!より良いフランス留学のために

  • 留学準備は早めに。既に留学経験のある友人や大学の先生にも相談して、準備を進めよう!
  • 留学生活を満喫するためにも、お金、保険、滞在許可証など、生活に必要なことはきちんと自己管理しよう!
  • 芸術や豊かな食文化など、「フランスでしかできないこと、フランスだからこそできること」を意識して生活しよう!